Kindleで出せる3種の本の違いは!?(リフロー,固定レイアウト,ペーパーバック)

これからKindle出版に挑戦する人に「自分に合ったKindle本の種類と選び方」を紹介します。

現在、Kindleでは「リフロー」「固定レイアウト」「ペーパーバック」3種類の本が出せます。
それぞれの違いや、どの本を出せば良いかわかるようになるので、Kindle出版を考えている方はぜひ参考にしてみてください!

この記事でわかること
  • Kindleで出せる3種類の本について
  • それぞれのメリットとデメリット
  • 自分はどの本で出版するべきか

Kindleで出版できる3つの本についての特徴やメリットデメリットを紹介したあとに、どのタイプの本で出版するのがオススメかお伝えします。

まずは、Kindle出版できる3種類の本についてチェックしましょう。

Kindle出版について網羅的に学びたい場合は『Kindle出版完全攻略ロードマップ』を読むのがオススメです。

Kindle出版で出せる3種類の本を解説

Kindle出版で出せる3種類の本を解説

Kindleで出版できる3種類の本について、サクッと特徴やメリット・デメリットを紹介します。

  • リフロー型
  • 固定レイアウト
  • ペーパーバック

この順番で紹介していくので、どのタイプの本が合いそうか考えながら読んでみてください!

リフロー型の特徴

リフロー型は、読者が自分の好みのサイズやフォントなどを変えられるタイプの電子書籍です。

電子書籍を読んだことあるなら一度は見かけたことがあると思います。
ザ・電子書籍と言ってもいいくらい、スタンダードな電子書籍のフォーマットです。

テスト
テスト

リフロー型のメリットとデメリットは以下の通りです。

リフロー型のメリット

リフロー型は、出版のしやすさやリンクの貼りやすさなどのメリットがあります。

  • 出版しやすい
  • データが軽い
  • 読者側で調整ができる
  • リンクを掲載しやすい
テスト
テスト

電子書籍によるメリットをそのまま受けれるのが、リフロー型のメリットです。

リフロー型のデメリット

一方で、リフロー型の電子書籍には以下のようなデメリットがあります。

  • 装飾があまりできない
  • レイアウトを整えにくい

e-ink端末での表示に対応する必要もあるので、デザイン面での制約があります。

また、読者の方でレイアウト変更ができるので、紙の本のようにレイアウトをピシッと整えることはできません。

装飾やレイアウト面での多少の不都合はありますが、リフロー型のデメリットというより電子書籍のデメリットがそのまま当てはまるというイメージです。

固定レイアウトの特徴

固定レイアウト型の電子書籍は、紙の書籍のようにレイアウトが決まったタイプの電子書籍です。
漫画や写真集みたいにイラストや写真が主体の本を出版する場合に適しています。

テスト
テスト

どの端末で見ても、レイアウトが全く同じなのが特徴です。

固定レイアウト型のメリット

固定レイアウト型の書籍のメリットは以下のとおりです。

  • 意図したレイアウトで出版できる
  • 紙の本と同じレイアウトにできる

意図したレイアウトにできる点が固定レイアウト型のメリットになります。

固定レイアウト型のデメリット

一方、固定レイアウト型のデメリットは以下のとおりです。

  • 容量が大きい
  • 目次が見にくい
  • 読者側で調整できない
  • リンクの設定が面倒

意図したレイアウトで出版できる代わりに、電子書籍が持っている強みを失っていしまいます。

テスト
テスト

テキスト主体の書籍を固定レイアウトにすることも技術的には可能ですが、読者が本来使える機能が使えなくなります。

ペーパーバックの特徴

ペーパーバックは、カバーがない表紙一体型の紙の本です。
2021年10月からKindleでも出版できるようになりました。

カバーがないこと以外は、ごく普通の本です。

テスト
テスト

ペーパーバックは電子書籍と一緒に販売できるので、電子書籍とペーパーバック版の両方を販売することも可能です。

ペーパーバックのメリット

ペーパーバックのメリットは以下のとおりです。

  • 紙で欲しい顧客に届けれる
  • 売上が増える
  • 対面で配布できる

「電子書籍じゃなくて実物が欲しい」というユーザーに届けられるのが、ペーパーバックで出版する最大のメリットです。

電子書籍とペーパーバックは平行して出版できるので、多くの人に本を届けつつ売上の拡大もできます。

また、自分でAmazonに発注して、セミナーなどで配るといった使い方ができるのもペーパーバックのメリットです。

ペーパーバックのデメリット

一方、ペーパーバックのデメリットは以下のとおりです。

  • ペーパーバック用のデータを作成する必要がある
  • 電子書籍より印税が低い

作成の手間があること以外は、ペーパーバック版の販売者・購入者ともにメリットしかありません。

デメリットと言う必要もないと思いますが、ペーパーバックは本を製本して配送する費用がかかるので、電子書籍と比較すると印税が低くなります。

どの種類の本でKindle出版するのがベストか

どの種類の本でKindle出版するのがベストか

カンタンに3種類のKindle本について紹介したところで、どの種類のKindle本を出版するのがベストかお伝えします。

この3パターンから選べば失敗することはありません。

  • とにかく1冊目のKindle出版というならリフロー型
  • 漫画や写真集なら固定レイアウト
  • Kindle出版に力を入れるならリフロー型×ペーパーバック

では、順番に見ていきましょう!

とにかく1冊目のKindle出版をというならリフロー型

「最初の1冊目を出版するぞ!」と意気込んでいる場合は、リフロー型の電子書籍を出版するのがオススメです。

リフロー型の書籍は何パターンかの方法で作成することができるので、あなたにあった方法で出版することでできます。

ワープロソフトでも作成できるし、テキストエディターを使っても作成できます。
使いなれた執筆ツールを使って、気軽に出版できるのがリフロー型をオススメする理由です。

漫画や写真集なら固定レイアウト

漫画や写真集を出す場合は、固定レイアウトで出版しましょう。

リフロー型でも漫画や写真集を出版できなくも無いですが、レイアウトの調整が難しいので固定レイアウトで出版しましょう、

固定レイアウトで出版する場合は、PDFファイルを作成するもしくは、Kindle Comic Creatorを利用して作成します。

Kindle出版に力を入れるならリフロー型×ペーパーバック

Kindle出版に注力するなら、リフロー型×ペーパーバックの2刀流で作成・販売しましょう。

電子書籍と紙書籍の両方を出版するので手間はかかりますが、ペーパーバックを販売した方が売上は伸びます。

手間がかかるとは言っても、原稿は同じで大丈夫なのでKindle版とペーパーバック版でレイアウトを調整するだけです。

2刀流になるからといって手間が2倍になるわけではありません。
手間が1.2倍とか、せいぜい1.5倍になるくらいです。

まとめ:Kindle本の基本はリフロー型書籍

Kindle本の種類は用途によって使い分ける

記事のまとめ
  • 最初はリフロー型で出版するのがオススメ
  • 電子書籍に力を入れるならペーパーバックと2刀流
  • 2刀流で出版しても少し手間が増えるだけ

はじめて出版するなら、最初はとにかくリフロー型の書籍を出版しましょう。
リフロー型とペーパーバックの両方を出版する場合でも、まずはリフロー型を出すことが大事です。

ペーパーバック版の出版は後からでもできます。
まずはリフロー型を出版して、余力があればペーパーバック版のレイアウトを作成して出版するくらいのつもりでやりましょう。

Kindle出版について網羅的に学びたい場合は『Kindle出版完全攻略ロードマップ』を読むのがオススメです。

Kindle出版 最強の教科書
電子書籍版のご案内

ブログだとバラバラで読みにくい場合は、
Kindle版「Kindle出版 最強の教科書」でもKindle出版について学べます。
Kindle Unlimited対応のコンテンツなので、Kindle Unlimited会員の方は無料で読めます。

カテゴリー:Kindle出版