Kindle出版は儲かるのか?

記事でわかること

Kindle出版について網羅的に学びたい場合は『Kindle出版完全攻略ロードマップ』を読むのがオススメです。

Kindle出版は儲かるのか?

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  • Kindle出版における実際の収益
  • 月1~3万円くらいなら誰でも稼げる
  • 月10万円以上は工夫や努力が必要

Kindle出版における実際の収益

スゴショウのKindle出版収益

2022年にKindle出版に参入した私の収益は、月平均2~3万円くらいです。

これは2022年5月の実績値です。

これを少ないと見るか多いと見るかの判断は任せます。
ですが、SNSやブログ等からの流入0で初月から収益が1万円を超えてたので、決して悪い数字では無いでしょう。

初月のグラフは上手く引っ張れず、出せませんでした。

一般的なKindle出版の収益

自分の収益はレポートを見ればわかりますが、他人の収益はわからないですよね。

KDSPY というツールを使えば、おおよその傾向は掴めます。

自分の収益データを見た感じだと、KDSPYで表示される金額は若干上振れ表示されるけど、売上の傾向は一致するという印象です。

書籍名は隠していますが、こちらが適当にピックアップした3名のKDSPYのデータになります。

実際の売上は、KDSPYの75%くらいなので、それぞれ月4,000円、月50,000円、月500,000円といったところでしょう。

月1~3万円くらいなら誰でも稼げる

Kindle出版で月1〜3万円稼ぐレベルなら誰でも確実に到達できます。

単純計算で月2,000円稼ぐ本を5冊出版すれば、月1万円の完成です。

月2,000円稼ぐ本の目安:1冊500円で販売して月2冊の売上でKENP数3,000弱で到達できます。

実際は、月2,000円の本を5冊というより、月4,000円の本を2冊と、月1,000円の本3冊みたいな形になるでしょう。

月3万円でも、同じようなイメージで売上を作って稼げます。。

Kindle出版でも、全体の数値の8割を優良な2割が生み出すというパレートの法則が当てはまるのです。

KDSPYでKindle著者の予測売上を抽出しても、売れてる一部の本がほとんどの売上を作っています。

実際、私が出した本も月の収益0みたいな本もあります。

月10万円以上は工夫や努力が必要

月3万までは確実に稼げるKindle出版ですが、月10万円以上稼ごうとなると話は別です。

Kindle出版で月10万円稼ごうとすると、ハードルが少し高くなります。

これは、色々なジャンルのKindle本や著者をKDSPYでチェックしてみた上での話で、特徴は以下の通りです。

月10万円を超えている人の特徴
  • 圧倒的な出版数
  • 著者に集客力がある

このようにKindle出版は月1万円くらい稼ぎたい人にとっては、極めて再現性の高い稼ぎ方ですが、月10万円以上を狙うとなると壁があります。

その一方で、すでに集客力がある人がKindle出版した場合、安定して月10万円以上は稼げるようにもなります。

Kindle出版で儲からない人の特徴6つ

Kindle出版で設ける方法を紹介する前に、Kindle出版で儲からない人の特徴を紹介します。

良いことをする前に、明らかな欠点を潰す方が大切です。

儲からない人の特徴6つ
  1. Amazon検索で表示されない
  2. 競合が強すぎて埋もれる
  3. ニーズがない本を書いている
  4. 表紙などのクオリティが低い
  5. コンテンツのボリュームが少ない
  6. 出版している本が少ない

Kindle出版コミュニティやTwitterで色々な著者を見たり、自分でも売れる本売れない本を出した上での特徴をまとめました。

Amazon検索に表示されない

Amazonでの商品購入の流れを考えると、検索結果に表示されることは必須です。

検索結果に出ない商品は認知されません。

自分の思いが強すぎて、検索結果しても出てこないタイトルを付けてしまうと売れません。

Amazonで検索されるキーワードを含めたタイトルを設定しましょう。

出版する前に、AmazonやGoogleでキーワード検索して、イメージした検索結果が得られるか確かめるのがオススメです。

競合が強すぎて埋もれる

これはキーワード自体のニーズはあるものの、競合が強すぎて検索結果が埋もれるパターンです。

ブログのSEO対策と同じ話で、ビッグワードといわれる検索ボリュームも多いけど、競合も多いキーワードだと、出版社が出している本や著名人の本が上位に表示されます。

ちょっとニッチなキーワード狙いに変えるか、複合キーワード狙いにしましょう。

実際、私が出した本でもビッグワードで出してしまった本は検索で埋もれるので、収益がほぼ0です。

ニーズがない本を書いている

ニッチなキーワードを選定すると、Amazonの検索結果で上位に表示されますが、ニーズが少なすぎるキーワードだと、そもそも検索されません。

この場合は、すこし粒感の大きいキーワードを追加して対応しましょう。

たとえば、このサイトはWordPressじゃなくてHUGOというツールで作っているのですが、AmazonでHUGOで検索しても出てこないし、Google検索でのボリュームも少ないです。

仮に、HUGOでのWeb制作の本を書いても、検索が少ないからほどんど売れないでしょう。

そこで、WordPressやホームページ制作といった、HUGOより需要があるキーワードを入れて表示を増やして、潜在客にアプローチをかけるのが、少し粒感の大きいキーワードの追加です。

表紙などのクオリティが低い

検索結果に表示されても、表紙のクオリティが低いと商品ページを見てもらえませんし、商品ページの内容紹介などが雑だと購入してもらえません。

Amazonで本を探している人の目に入ったときに「おっ!」と目につくようにしましょう。

パッと見で目立つ順番は、以下の通りです。

目立つ順番
  1. 表紙
  2. タイトル
  3. 内容紹介

まず、表紙が目に入り、そのあとにタイトルが目に入ります。
そこでクリックされたら、内容紹介もチェックされるという流れです。

私は「外部流入0の状態でKindle出版したらどうなるか?どこまで売れるか?」が気になり、SNS0人・ブログも無しの状態でKindle出版をはじめましたが、結構売れている方だなと思います。

KDSPYで自分の本と競合本を比較しても、かなり健闘している印象です。

表紙にはかなり力を入れたので、競合本と比較しても良い売上げを作れたと判断しています。

売れる表紙の作り方は『CanvaでKindleの表紙画像を作る方法』を参考にしてください。

コンテンツのボリュームが少ない

『Kindle出版の売上を増やす方法』でも話していますが、Kindle出版の売上は売上数と単価で決まります。

Kindle Unlimited分の印税は読まれたページ数(KENP数)に比例するので、ボリュームがある本の方が印税が増えます。

ですが、KDSPYで書籍データを見ても、ページ数が100ページに満たない本が多いですし、読んでみても短いと思う本が多いです。

たとえば、300ページある本と50ページしかない本だと、同じDL数でもKENP数に差が出ますし、有料販売するときの価格設定にも差が出ます。

有料販売価格は自由に付けれるので、ボリューム関係なく一律にすることも可能ですが、「50ページの本と300ページの本が同じ値段ってどうなの?」となりかねないので、実際問題として金額は変わってきます。

無駄に間延びさせる必要はありませんが、書けるコンテンツがあるなら、内容を増やしましょう。

出版している本が少ない

コンテンツのボリュームが少ないと同じで、出版している本が少ないとKindle出版では稼ぎにくいです。

単純な数の差による収益の差も出ますが、それ以上に出版数が少ないから売れる領域を見つけれず稼げないというのもあります。

ブログの検索流入と同じで、数を打つことで少しずつ自分の勝ちパターンが見えてきます。

売れなかった本も出版後に分析することで、売れない要因を潰すのに使えるので、決して無駄にはなりません。

積極的に出版していきましょう。

Kindle出版で儲けるための方法3つ

基本的には、『Kindle出版で儲からない人の特徴6つ』を対策するだけで、かなりKindle出版での収益は改善されます。

ここでは、更に売上を増やす方法を紹介します。

儲けるための方法3つ
  1. 商品のクオリティを高める
  2. 集客用のメディアを作る
  3. Kindle出版単体で終わらせない

王道のものが多いですが、順番にみていきましょう。

商品のクオリティを高める

Kindle本からNG項目を消したら、クオリティを高めるのが王道です。

商品のクオリティが高いと、良いレビューにつながったり、読破してくれてKENP数が増えたり、満足して他の本を買ってくれたりと良い循環に繋がります。

Kindle本は出版後に、本の内容を修正・変更できるので、適時ブラッシュアップしていクオリティを高めましょう。

新たな本を出すのも良いですが、レビュー評価を引き付けるので、出版した本の修正はオススメです。

本の修正については、『出版したKindle本の修正』にてまとめています。

集客用のメディアを作る

Kindle出版の売上を増やすには、集客用のメディアを育てるのが効果的です。

一応、Amazonは個人のKindle作家が書いた本を優先表示する時期もあります。

ですが、基本的には売れている本が上位表示されます。

自分のメディアを持っていると、「Amazonに送客しつつ、高い成約率で販売する優良パートナー」みたいな状態になり、安定して上位表示されて売上が増えます。

ここで、売っているKindle本のキーワードがビッグワードだと、Amazonの利用者数の恩恵を受けれます。

この「ミニマリスト」というキーワードで、販売額が多い人は自分のメディアがしっかりしている人がほとんどです。

そして、検索でも上位に表示されています。

ビッグワードのKindle本を出版したときに恩恵を受けれるように、集客用のメディアを育てましょう。

Kindle出版単体で終わらせない

ここまで来るとKindle出版から外れてしまいますが、儲けることを考えるとKindle出版単体で終わらせないことが大事です。

動線の組み方は色々とありますが、Kindle本を買った人が20万円のバックエンド商品を購入してくれたら、それだけでKindle経由での集計は20万円になります。

Kindle本から直接バックエンド販売は厳しくても、途中でウェビナーや面談を挟んだら十分に販売可能です。

Kindle出版は再現性の高い儲け方

記事のまとめ
  • 儲からない特徴を消せば月1~3万は誰でもいける
  • 月10万円以上を狙うならKindle以外が必要
  • 集客媒体×ビッグワードがハマると強い

Amazonの集客力がハンパないので、儲からない特徴さえ潰せば確実に月1〜3万までは誰でも稼げるのがKindle出版です。

すでに集客媒体が育っていて、安価な独自コンテンツの販売を考えている人にとっても良い収入になります。

長期的に稼ぐならKindle出版で安定した収益を作るのと並行しつつ、自前の集客媒体を伸ばしましょう。

Kindle出版について網羅的に学びたい場合は『Kindle出版完全攻略ロードマップ』を読むのがオススメです。

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カテゴリー:Kindle出版