Kindle本の内容と売上はテーマとコンセプトで9割決まる

これからKindle出版に挑戦する人に、本のテーマとコンセプトの決め方やコツをお伝えします。

何を書いたら良いかわからないという悩みは、テーマとコンセプトを正しく決めれば9割解決します。

この記事では、テーマとコンセプトの違いや、売れるコンセプトの作り方を紹介するので、Kindle出版される方はぜひ参考にしてみてください!

この記事でわかること
  • テーマとコンセプトの違い
  • Kindle出版で売れるテーマの選びかた
  • コンセプトの作りかた

テーマとコンセプトについての基本をチェックしたあとに、Kindle出版で売れるテーマの選びかたとコンセプトの作りかたを説明します。

まずは、テーマとコンセプトの基本についてチェックしましょう。

Kindle出版について網羅的に学びたい場合は『Kindle出版完全攻略ロードマップ』を読むのがオススメです。

テーマとコンセプトの基本

テーマとコンセプトの基本

テーマの選びかたや、コンセプトの作りかたをお伝えする前にテーマやコンセプトについての基本的なことをサクッとチェックしましょう。

  • テーマとコンセプトの大切さ
  • テーマとコンセプトの違い

この2点について少しお話します。

テーマとコンセプトどっちが大事か

Kindle本を出版する上でテーマとコンセプトはどちらも大事です。
どちらも大事なのですが、どちらか片方を選べと言われたらテーマの方が大事になります。

選ばれないテーマで本を書いてしまうと、せっかく書いたKindle本が読まれないままになってしまいます。

そのような自体を避けるためにも、テーマ選びは力を入れてくださいね。

テーマとコンセプトの違い

たまに「テーマとコンセプトって何が違うの?」と聞かれるのですが、全く別物です。

カンタンに表すとテーマは「主題」で、コンセプトは「概念」です。
土台にテーマがあって、その上にコンセプトが乗っかっています。

先程「テーマとコンセプトなら、テーマの方が大事」と言ったのも、そもそもの題材が悪いとどうしよう無いからです。

コンセプトを作るのは、テーマを適切に選んでからで十分なので、まずはテーマを選びましょう。

Kindle本で書くテーマを決める

Kindle本で書くテーマを決める

Kindle本を書くにあたって、最初にテーマを決めます。

テーマとコンセプトは混同されることが多いので、ここではまとめて扱います。

  • Kindleで出版できる本のテーマ
  • テーマ決めのポイント
  • テーマはできるだけ絞ろう

この順番で、説明していきます!

Kindleで出版できる本のテーマ

Kindleでは出版できる本のテーマに制限はありません。

なので、あなた書けるテーマなら、どんなテーマでも出版できます。

専門書のような本でも良いですし、自己啓発書のような本でも良いですし、なんならアダルトな本でも構いません。

Kindleストアは、アダルト書籍でも販売可能なので、本当にどんなテーマでも大丈夫です。

ちなみに、わたしは別名義でアダルト書籍を売ってみましたが、何の問題もありませんでした。

そんな感じなので、販売するだけなら、何も考えずに自由にテーマを決めて大丈夫です。

テーマ決めのポイント

Kindleで出版するだけならどんなテーマでも大丈夫ですが、「読んでもらえるか」まで考えるとある程度考えてテーマを選ぶ必要があります
あくまで、出版できるテーマが自由というだけです。

読んでもらえるか」とか「売れるか」を意識してテーマを決める場合は、2つのポイントを意識するのをオススメします。

テーマ決めのポイント
  • 本屋での売り場が広いか
  • 著者より中身で買うか

上記、2点を意識すると大きく外すことはありません。

本屋での売り場が広いか

Kindle出版で売れる本と、本屋で売れる本は決して全く同じでは無いですが、本屋の売り場の広さはある程度は参考になります。

Amazonのようなオンライン書店では、テーマごとの本のボリュームが確認しにくいので、実店舗の本屋がオススメです。

本屋で全く取り扱われていないようなテーマの本は、基本的には売れないと思ってください。
売れないから本屋で扱われていません。

逆に、本屋である程度の売り場がある本は、売れる見込みがあると思って大丈夫です。

著者より中身で買うか

もう一つは、著者より本の中身で買うタイプの本であるかです。

本屋の売り場を見ると小説コーナーや漫画コーナーは売り場こそ広いですが、「著者名」や「作品名」などでの指名買いが多いです。

それに対して、専門書や実用書などは「タイトル」や「中身」で選ばれる傾向があります。

小説や漫画はクリエイティブ要素が高いので「誰が書いたか」がとても重要ですが、専門書や実用書は「何が書いてあるか」の方が重要です。

なので、自分の知名度がなくてもKindle出版で結果を出したい場合は、専門書や実用書といった中身で勝負できるテーマを選ぶことをオススメします。

テーマはできるだけ絞ろう

テーマを選んだあとに忘れてはいけないことがあります。
それは「テーマを絞ること」です。

テーマを絞るというとのは、書く範囲を狭くするということです。

たとえば、「釣り」をテーマに本を書くとしたら、釣り全般について書くんじゃなくて、「夏の川釣り」とか「はじめての海釣り」みたいに絞って書くイメージです。

テーマを絞ることで、どこからどこまで書けば良いかハッキリとします。
読者の多くはダラダラと書かれた本は求めていません。

釣り全体だと、ロケーションごとの釣り情報や各季節ごとの話も必要になり、書くべきコンテンツの量が膨大になります。

夏の川釣り」とか「はじめての海釣り」みたいに範囲を限定することで、関係ない情報がカットできます。

そして、釣り全体ではカットされたり軽視されるけど、狭めたテーマでは重要となるような情報がしっかり掲載された、濃いKindle本が作れます。

ニーズがあるテーマの中にある、狭いテーマで出版しましょう。

Kindle出版で差別化するためにはコンセプトが必要

Kindle出版で差別化するためにコンセプトが必要

出版する本のテーマを決めたら、出版する本のコンセプトを作りましょう。

テーマを絞れば自然とコンセプトの原型のようなものができますが、しっかりと本のコンセプトを作ってから執筆した方が軸がブレないしっかりした本が完成します。

コンセプト作りでは、この2点を押さえましょう。

  • 同じテーマでもコンセプトが違えば全く別モノ
  • Kindle本のコンセプトを作る3W1H

それぞれ、順番に説明します。

同じテーマでもコンセプトが違えば全く別モノ

「同じテーマの本を後から出しても大丈夫なの?」と質問をする方がたまにいますが、大丈夫です。

というのも、同じテーマの本でもコンセプトが違えば全くの別モノになるから問題ありません。

なので、選んだテーマに基づいてKindle本のコンセプトを作れば、オリジナリティの高いKindle本が出版できるので問題ありません。

たとえば、ダイエットがテーマの本が合ったとして、

現役ボディビルダーが男性サラリーマン向けに書いた「週3回30分ジムに通って2ヶ月で5kg減らす方法」って本と、

元100kgから40kg痩せた40代の主婦が、痩せたいけどお菓子を食べてしまう女性に「お菓子を食べながら1年で15kg減らした方法」だと全く違う本ですよね。

これが同じテーマでも、コンセプトが違えば全く別モノということの例です。

なので、誰かが出しているテーマの本でも問題ありません。
コンセプトで差別化できることがわかったら、コンセプトの作り方をチェックしましょう。

Kindle本のコンセプトを作るカギは3W1H

コンセプトってどうやれは?と思うかもしれませんが、テーマに「誰が(Who)」「誰に(Whom)」「どうやって(How)」「どうする(What)」の3W1Hを加えればコンセプトは完成します。

直前に取り上げた、ダイエットの本のコンセプトも以下のように分解できます。

3W1H中身
who(誰が)現役ボディビルダーが
whom (誰に)男性サラリーマンに
how(どうやって)週3回30分のジム通いで
what(どうする)2ヶ月で5kg減らす
3W1H中身
who(誰が)元100kgから40kg痩せた主婦が
whom (誰に)痩せたいけどお菓子を食べてしまう女性に
how(どうやって)お菓子を食べながら
what(どうする)1年で15kg減らす

このように見ると、同じダイエットというテーマで書いてもコンセプトが違えば全く違う本になることもわかりますね。

そして、コンセプトが明確な方が売れるので、どんなサービスでもコンセプトを決めるのです。
あなたの本Kindle本のコンセプトも決めましょう。

まとめ:コンセプトを固めると独自性の高いKindle本が書ける

記事のまとめ
  • テーマとコンセプトならテーマの方が重要
  • テーマ選びは本屋の売り場をヒントにする
  • コンセプトは3W1Hをつけるだけで完成する

Kindle出版するだけなら、どんな本でも良いですが、読まれることを考えるならテーマやコンセプトもしっかりと決めるのが大事です。

まずは本屋に行ってみて、自分が出版しようとしているテーマの本についてチェックしてましょう。

同じテーマの本でも、どんな本が売れているかも一緒にチェックすると、コンセプトについても良いヒントが得られるのでオススメです。

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