Kindle出版に使うエディターは何が良いのか!?
Kindle出版を考えているけど、どのエディターで書けば良いか悩んでいる方に、エディターの選び方を紹介します。
ワープロソフトとテキストエディターのどちらで書くのが良いのかと、オススメのエディターがわかるので、是非読んでみてください。
- 自分はワープロソフトとテキストエディターでどっちで書くのが良いのか
- 自分にピッタリのエディター
Kindle出版について情報を調べるとワープロソフトで執筆する情報と、テキストエディターで執筆する情報が混在しています。
私もどちらの執筆スタイルが良いのかわからず、結局ワープロとテキストエディターの両方での執筆をしました。
そんな両方のスタイルで執筆経験がある私が、エディター選びについて解説いたします。
Kindle出版について網羅的に学びたい場合は『Kindle出版完全攻略ロードマップ』を読むのがオススメです。
Kindle執筆におけるエディター別の特徴と向いている人
自分にあったソフトを選ぶ前に、ワープロで書くかテキストエディターで書くかを見極める必要があります。
- ワープロでの執筆の特徴と向いている人
- テキストエディターでの特徴と向いている人
の順番で説明するので、自分はどちらのスタイルで執筆するべきか見極めましょう。
ワープロでの執筆の特徴と向いている人
まずはワープロでの執筆の特徴とどんな人が向いているか説明します。
- ワープロでの執筆の特徴
- ワープロでの執筆が向いている人
自分に当てはまりそうか考えながら読んでみてください。
ワープロでの執筆の特徴
ワープロでの執筆の特徴は、執筆と見た目の調整が1つのソフト(ファイル)で完結することと、Web系言語の知識がいらない点です。
専門知識がなくても、ワープロソフトを開いて文章を書ければ出版できるのがワープロの強みです。
ただし、ワープロソフトのデータをやや強引にEPUBデータに変換していたり、編集項目がワープロソフトに準拠するのでデザインやレイアウトでの制約が大きいです。
ワープロでの執筆が向いている人
ワープロソフトでの執筆が向いている人は、とりあえずで1冊目を出版する人や、文章だけの本を出版する人です。
ワープロでの執筆〜出版は敷居の低さが強みですが、できることに制約があります。
画像を沢山貼ったり、表を掲載する、コードを載せた本を書きたい人には、ワープロでの執筆は向いていません。
テキストエディターでの執筆の特徴と向いている人
次に、テキストエディターでの執筆について説明します。
- テキストエディターでの執筆の特徴
- テキストエディターでの執筆が向いている人
上記の順番で説明します。
テキストエディターでの執筆の特徴
テキストエディターでの執筆の特徴は、執筆とデザインを完全に分離できることと、デザイン面での自由度が高いところです。
Markdownで書いた内容にCSSでデザインを適応させるので、ワープロソフトじゃできない表現ができます。
写真を多く載せたり、コードを載せる場合もMarkdownで書くと、適切なHTMLが出力されるので、デザインの調整もカンタンにできます。
テキストエディターでの執筆が向いている人
写真などの添付が多い人やデザインに拘りたい方もテキストエディターでの執筆に向いていますが、noteやブログなどを書く人もテキストエディターでの執筆がオススメです。
というのも、noteやブログはMarkdownでの入力に対応しているものが多く、Markdownで書くクセがつくとキーボードから手を離さずに執筆できるので、効率よく執筆できるようになります。
noteやはてなブログはMarkdownに対応していますし、WordPressや静的サイトジェネレーターもMarkdownに対応しているので、タグ打ちの効率が良くなったり、文章の使い回しもしやすくメリットがあります。
Kindle出版のオススメエディター紹介
オススメのワープロソフトは「Word」
ワープロでKindleの原稿を執筆する場合は「Word」がオススメです。
WordはDocsファイルをそのままで入稿できたり、禁則処理の面でメリットがあります。
また、マクロに対応しているので自分でカスタムすればかなり書きやすい環境にすることもできるので、ワープロソフトで書く場合もWordなら全然アリです。
オススメのテキストエディター
テキストエディターで執筆する場合は、環境ごとにオススメのソフトが変わります。
Markdownファイルは、多くのソフトで扱えるのでパソコンとスマホでソフトを変える方が合理的です。
パソコンからの編集は「VS Code」
パソコンからの編集は「VS Code
」がオススメです。
「VS Code
」は拡張機能が充実しているので、自分好みの執筆環境を作れます。
たとえば、集中して書きたいときに画面から余計な表示を消す「ZEN Mode」や、入力している行を画面中央に固定する「Typewriter Scroll」、原稿のプレビューを表示しながら執筆する「Markdown preview」などがあります。
自分の好みや状況に合わせてエディター側で色々と調節ができるので、理想の執筆環境を作って書くことができます。
似たようなテキストエディターで「Atom
」というソフトもあります。
機能はほぼ同等で、カスタムの自由度も高いです。
「VS Code 」か「Atom 」かは完全に好みなので、触ってみて自分の好みに合う方を使いましょう。
iPhoneからの編集は「Typewriter」
iPhoneからの編集は「Typewriter 」というアプリがオススメです。
アプリ内の拡張キーボードで、タグがカンタンに打てるので非常に使いやすいです。
他にもMarkdownファイルを編集できるソフトはあるのですが、アプリ内拡張キーボードの配置と使い勝手が良かったので「Typewriter 」をオススメします。
まとめ:Kindle以外でも文章を書くならテキストエディターを使おう
- Markdownの方が書籍として表現の幅が広がる
- MarkdownはKindle以外でも使える媒体が多い
- テキストエディターはカスタムして使いやすくできる
敷居の低さではワープロソフトですが、すでにブログなどを書いていたり、これから書く予定がある人はテキストエディターで執筆した方がトータルでの底上げにつながります。
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