HUGOを導入する【はじめてのHUGO】
WordPressをやめて静的サイトジェネレーターを使いたい。
HUGOが良さそうだけど、どうやったらいいんだ?という人に向けてHUGOの導入方法を解説します。
営業出身の非エンジニアが、つまづきやすいところもカバーしつつサポートします。
HUGOの環境を作る
HUGOで作ったサイトを公開するには、3つのステップがあります。
- ローカル(PC内)でHUGOサイトを作る
- gitサービスでHUGOサイトを管理する
- ホスティングサービスでHUGOサービスを公開する
この3つのステップを乗り越えるとHUGOで作ったサイトを公開できます。
今回の記事では、「ローカル(PC内)でHUGOサイトを作る」の部分を解説します。
HUGOをインストールする
まず、はじめにHUGOをPCにインストールしましょう。
macでの導入方法を紹介します。
HUGOはターミナルから導入します。
ターミナルを起動して、Homebrewを使ってHUGOをインストールします。
brew install hugo
もし、Homebrewを入れてない場合は先にHomebrewを導入しましょう。
Homebrewのページ
にあるコマンドをコピーして、ターミナルで実行すれば導入できます。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
HUGOのプロジェクトを作成する
インストールが完了したら、hugoコマンドでhugoのプロジェクト(サイト)を作成できます。
ターミナルで以下のコマンドを入力しましょう。
hugo new site xxxxx
xxxxxは任意の名前(プロジェクト名)で大丈夫です。
これで、hugoのプロジェクト(サイト)が完成しました。
完成しましたといっても、コンテンツもなければ、見た目の装飾もしていない状態です。
使い方を覚えるために適当なテーマを追加しましょう。
HUGOにテーマを導入し表示させる
HUGOで作ったサイトがどのように表示されるか確認するために、テーマを導入しましょう。
今回は「はじめてのHUGO」ということで、丸パクリするだけで確実に使えるテーマを導入します。
HUGOに最初のテーマを適用する
作成したフォルダに移動しテーマを適用しましょう。
以下のコマンドをコピペで入力します。
cd xxxxx
git init
git submodule add https://github.com/budparr/gohugo-theme-ananke.git themes/ananke
今回は「ananke」というテーマを適用します。
HUGOはテーマによって構成が違って、導入でつまづくテーマもあります。
実際わたしもかなりつまづきましたし、未だに上手く導入できないテーマもあります。
今回紹介したanankeというテーマは上、記のやり方で確実に導入できるテーマです。
テーマの構成にクセが無いので、HUGOの公式ドキュメントでもデモ用に紹介されています。
作成したxxxxxフォルダ内にconfig.toml
というファイルがあるので、テーマを読み込むように指定しましょう。
ファイルを開き、以下の内容を追記します。
theme = "ananke"
これでテーマを読み込めるようになりました。
HUGOに最初の記事を投稿をする
実際に表示を確認するために、HUGOに最初の投稿をして記事を表示させましょう。
以下のコマンドで記事を作成します。
hugo new posts/post1.md
これで、postsフォルダ内にpost1.md
という記事ファイルが作成されました。
anankeのテーマは、contentフォルダ内のpostsフォルダで記事を管理しているので、上記のコマンドになります。
HUGOはテーマによって記事の入れるフォルダの名称が異なります。
ほかのテーマを使う場合は、テーマのドキュメントを確認してください。
これで作成した記事には中身が空っぽです。
エディターで適当に中身を書きましょう。
HUGOではMarkdownで記事を書きます。
記事を書いたら、ファイル上部の—で囲まれている部分(フロントマター)を修正しましょう。
---
title: "post1"
date: 2022-05-28T17:35:34+09:00
draft: false
---
draft(下書き)設定をtureからfalseにして公開に変更しました。
HUGOのサーバーを立ち上げてページを表示させる
これで最低限のアイテムが揃いました。
hugoの機能でローカルサーバーを立ち上げてページを表示させましょう。
ターミナルで以下のコマンドを打ちます。
hugo serve
hugo serverと記述しているサイトもありますが、hugo serveでサーバーを立ち上げられます。
これで、http://localhost:1313 にアクセスしたらHUGOで作成したサイトが表示されます。
記事ページへ直接アクセスする場合は、http://localhost:1313/posts/post1 へアクセスすれば自分が作成したpost1の記事が表示されます。
これがローカルにHUGOを導入する方法です。
ちなみにHUGOのサーバーはリアルタイムで更新されるので、post1.md
の中身を書き換えたら、即時プレビューされます。
以上がHUGOの導入です。
お疲れさまでした。